GLP1ダイエット|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科

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GLP1ダイエット

皆様、当クリニックのブログをいつも読んでいただきありがとうございます。猛暑が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。真夏なのに発熱外来の患者様が増えており、新型コロナウイルス陽性となる方が多くなりました。コロナ第9波のはじまりと感じております。また小児の夏風邪の子供さんもすごく多いので、次回に子供の夏風邪についてもブログに載せたいと考えています。
さて、今回は前回のダイエットのお話の続きpart2、GLP1ダイエットについて記載します。ダイエットは基本、ライザップと同じで、運動と食事が重要であり必須です。しかし運動ができない、できれば楽をしてダイエットしたい方も多いのが現状です。そこで薬の手助けをえてダイエット希望の方におすすめの治療があります。それがGLP1ダイエットです。最近、お笑い芸能人やアメリカの起業家のダイエットや体型維持でネットや雑誌で有名になりました。
GLP-1受容体作動薬はGLP-1と呼ばれる、もともと体の中にあるホルモンを補う薬です。糖尿病(2型糖尿病)の治療に用いられ、インスリンの分泌を促すことで血糖値を下げる作用で糖尿病薬として使用されています。
一方でGLP-1には他にもさまざまな働きがあり、メディカルダイエットのお薬としても注目を集めています。食事制限によるリバウンドの心配もなく、辛い運動をする必要もないので、定期的に摂取するだけで自然にダイエット効果が得られます。作用効果は以下の3つです。
1.少量の食事で満腹感をキープする効果。胃の運動を遅らせることで、普段よりも少ない食事量で満足できる。幸せホルモンがでるともいわれていますし、絶食ダイエットしたときの耐えれない空腹感がありません。
2.食欲そのものを抑える効果。中枢神経に作用して食べ過ぎを予防します。
3.太りにくい体質へと変える効果。食後の血糖値の上昇を抑えることで、体に脂肪を溜め込みにくします。
食事量をコントロールすることで摂取カロリーを抑えられ、自然な食事制限ダイエットが出来ます。また、空腹感によるストレスも感じることが少なくなるため、ストレスの反動によるリバウンドの可能性を抑えることが可能です。海外では肥満治療の治療薬として使用されている実績があり日本でももうすぐ肥満治療薬として治療開始予定です(ウゴービ)。海外での使用実績が豊富で、国内でも糖尿病治療としても、また自由診療として美容クリニックを中心にダイエット薬として処方し、国内での経験も豊富になり、安全性、有効性もでて参りました。糖尿病でない方でも医師の管理下で用法用量を守れば安全に使用ができます。論文ではGLP-1を使った期間ごとの体重減少率は次のとおりです。3ヶ月:5.9%減少、6ヶ月:10.9%の体重減少です。体重が70gある方であれば、3ヶ月で約4kg、6ヶ月で約7gの減量効果が期待できるということになります。こちらは糖尿病の患者様のデータですので、実際の肥満のある方、痩せたいと熱望している方は印象としてはもっと下がる印象を持っています。GLP-1でのダイエットは食欲が抑えられることで無理なくダイエット出来ます。効果がでない方、でにくい方は以下の通りです。
1.食べても太らないと勘違いして過食の方。
2.運動を全くしていない方。
3.打ち忘れる方。 
費用:セマグルチド(オゼンピック)2mg 1本 15,000円(おおよそ1か月分の費用です)(保険外診療)(注射指導、針代、アルコール綿代金を含む。2本目も同じ値段です。)
副作用:嘔吐 、 食欲減退 、 悪心 、 下痢 、 便秘 、 リパーゼ増加 、 腹痛 、 胃腸炎 、 浮動性めまい 、 腹部不快感 、 消化不良があります。
重大な副作用:低血糖 、 脱力感 、 倦怠感 、 高度空腹感 、 冷汗 、 顔面蒼白 、 動悸 、 振戦 、 頭痛 、 めまい 、 嘔気 、 視覚異常 、 低血糖症状 、 重篤な低血糖症状 、 意識消失 、 急性膵炎 、 膵炎 、 嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛 、 胆嚢炎 、 胆管炎 、 胆汁うっ滞性黄疸。上記を添付文書から列記しましたが、用法用量をまもれば1%以下ですのでご安心ください。上記使用方法はどうしても2型糖尿病が無い方は美容目的となり保険外診療となることをご理解いただきますようよろしくお願いいたします。