睡眠時無呼吸症候群|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科・皮膚科

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睡眠時無呼吸症候群|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科・皮膚科

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、日本人の7人に1人に生じる病気です。眠っているときに、10秒以上呼吸が止まる無呼吸状態(AHI)が1時間あたり5回以上、または、7時間の睡眠の中で30回以上ある場合に診断される病気です。症状として、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、ドライマウスを認める、倦怠感、夜間頻尿、夜間の中途覚醒、起床時の頭痛などがあります。のどが渇く、こむら返りなども報告されています。
それ以外にも社会問題になっているのが、日中の仕事のミス、居眠り運転による交通事故も社会問題となっています。それら以外にも意外と思われるかもしれませんが、SASには合併症が高頻度に起こることも重要視されています。高血圧、不整脈、脳血管障害、虚血性心疾患(通常の3~4倍)、糖尿病、胃食道逆流症、突然死などが重篤な疾患が挙げられ、ぜひとも検査および治療をおすすめする最大の理由となっています。
SASの原因は気道の閉塞が原因です。健常者でも、あおむけで寝ているとき、重力の影響で舌の付け根が沈下して気道は多少狭窄しています。さらに、睡眠状態に入ることで気道を構成している筋肉が弛緩するので、気道狭窄は助長されます。肥満の方、最近太ってきた、顔つき、顎が2重顎担ってきた方は要注意です。一方で日本人に多いのは肥満より、小さな顎(あご)の方にSASが多い印象です。
下記のような患者さんに多いです。
男性は女性の2~3倍無呼吸を合併しやすいと言われています。男性が無呼吸を合併しやすいのは、男性の方が上半身に脂肪がつきやすいためなどの理由によります。
閉経後の女性では閉経後に無呼吸が増加すると言われています。閉経前は女性ホルモンの一種であるプロゲステロンによって上気道開大筋と言われる、のど周りの筋肉の活動が高められるため、男性に比べて無呼吸を合併しにくいですが、閉経後には閉経前の約3倍無呼吸を合併しやすくなると言われています。なお女性の無呼吸は男性と異なり日中の眠気やいびきを伴わない場合も多く、いびきにばかり注目していると見過ごされやすいため注意が必要です。
アルコールをよく飲む方。アルコールには筋肉の緊張を弛緩させる作用があります。そのため、アルコールを摂取すると、舌やあごの筋肉の緊張がゆるみ、気道を圧迫します。また、舌や周りの組織がのどに落ち込みやすくなります。さらに鼻粘膜を充血させる作用もあるため、鼻からの空気の通りも悪くなるのです。
タバコを吸う方
喫煙はのどの粘膜に炎症やむくみを引き起こし、無呼吸を3〜4倍程度増加させると言われています。
もともと鼻が詰まりやすい方
無呼吸は主にはのどの部分で気流が塞がることが原因ですが、鼻が詰まると鼻からの気流が減ってのどを広げる圧力が弱まり、無呼吸を合併しやすくなります(ただし鼻の奥自体が詰まって無呼吸になるというのは誤った理解です)。
家族(血縁者)に無呼吸の方がいる方
骨格は遺伝的に似る傾向を示すため、ご両親やご兄弟に閉塞性無呼吸症候群の方がいらっしゃる場合、ご本人もややリスクは高くなります。
舌が大きい方
舌が大きいと、舌がのどに沈下した時に閉塞しやすいと言えます。大きく口を開け喉の奥が見えなければ無呼吸になりやすいと言うことができます。
検査内容
アプノモニター(簡易睡眠時呼吸検知装置)による簡易検査(簡易SAS検査)
アプノモニターにより、鼻口気流、気管音、動脈血酸素飽和度などを記録する検査を自宅で行います。当院では2晩装着し検査します。
この検査で、無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index:AHI)が5回/1時間以上認められ、日中の眠気などの自覚症状がある場合、SASと診断されます。5~15回で軽症、15~30回で中等症、30回以上で重症となります。
検査費用
3割負担で3,000円~4,000円程です。
治療について
治療に関しては、程度により、生活習慣の改善、CPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)による治療を行います。
簡易SAS検査でAHI 30以上の方はCPAP治療の適用となります。
CPAP療法は、専用の鼻マスクを睡眠時に装着し圧力を加えた空気を送り込むことによって、ある一定の圧力を気道にかけ、気道の閉塞を取り除くことにより無呼吸を防ぐ治療法です。これにより気道を押し広げることが可能になり、喉の閉塞を防ぐようになるのです。とても効果的で、多くの患者様でこの治療を行ったその日からいびきをかかなくなり、朝もすっきりと目覚め、昼間の眠気も軽くなると言われています。またとても重要なポイントとして、無呼吸による脳梗塞や心筋梗塞のリスクも大幅に低減させることが可能であり、睡眠時無呼吸症候群の最も重要な治療法として、欧米や日本で広く普及しています。なお、CPAP治療期間中は、定期的に通院いただき、体調変化や治療状況などを医師に報告します。その際に装置の違和感などを覚えるようであれば、その都度ご相談ください。CPAPの機械は貸出ですので、導入から数か月は毎月通院、安定しましても必ず1か月に1度は通院が必要です。CPAP療法は対症療法であり、離脱を目指し、継続的に体重減少なども含めて対応して参ります。睡眠中の大きないびき、日中の倦怠感、昼寝、夜間頻尿、中途覚醒、早朝の頭痛、こむら返りなど当てはまる方はぜひご相談頂ければと思います。