新しい水いぼ治療(ワイキャンス)|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科・皮膚科

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新しい水いぼ治療(ワイキャンス)|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科・皮膚科

新しい水いぼ治療(ワイキャンス)

水いぼ治療について、
水いぼ(伝染性軟属腫)は夏場の小児に多い皮膚疾患ですが、従来の治療は物理的に摘まみ取る「鑷子(ピンセット)摘除」か、あるいは何もせず数ヶ月から数年待つ「経過観察」という、極端な二択しかありませんでした(保険外で水いぼクリームという方法がありますが)。
「水いぼを取る時、子どもが痛がって泣き叫ぶのが可哀想…」 「自然に治るのを待っているけれど、どんどん増えて心配…」そんな親御様の相談をよく受けます。
そこで当院では痛みを抑えつつ水いぼを積極的に治療できる新しい保険適用薬「ワイキャンス」による治療を開始いたしました。
ワイキャンス(カンタリジン外用液)とは?
ワイキャンスは、水いぼに直接お薬を塗ることで治療する新しい作用機序のお薬です。(2歳以上のお子様から使用可能です)
【水いぼが治る仕組み:水ぶくれを作ってウイルスを排出】
ワイキャンスの有効成分であるカンタリジンは、ツチハンミョウという甲虫が分泌する液体に含まれる天然由来の成分です 。この成分は、塗った部分の皮膚細胞の結びつきを緩め、その部分に小さな水疱(水ぶくれ)を形成します 。
この水ぶくれが、水いぼのウイルスに感染した皮膚の組織を、下の健康な皮膚から浮かせて自然に脱落させていきます。 そのため、ピンセットで物理的に引き剥がすのとは異なり、痛みは全くありません。
ワイキャンスは、科学的根拠(エビデンス)があります。日米で行われた第Ⅲ相臨床試験では、プラセボ(偽薬)と比較して劇的な効果が示されました。
完全消失率(約3ヶ月後): ワイキャンス群 約50%
病変減少率(約3ヶ月後): ワイキャンス群 約87%
注目すべきは、「3ヶ月弱で半数の患者が、一つ残らず水いぼが消えた」という点です。自然治癒を待つよりも遥かに早く、かつ確実に根治へと導けることが示唆されています。
ただしワイキャンスは「一回塗れば終わり」という魔法の薬ではありません。3週間おきに塗布を行い、3~4回のサイクル(約9~12週間)で消失することが多いです。経過としては、
• 水ぶくれが数日でかさぶた(痂皮)になり、その後1〜2週間かけてウイルスごとポロリと脱落します。
• 跡が一時的に赤くなったり白くなったりすることがありますが、多くは時間とともに改善します。
水いぼは「放っておけばいつか治る」病気です。そのため多くの小児科、皮膚科では(経過観察)を選択するクリニックが多いのが現状です。しかし、その「いつか」を待つ間に、子供は痒みに耐え、周囲の視線を気にし、時には大好きなプールを諦めなければならないこともあります。
ワイキャンスの登場で、痛みのない、計画的な治療で、お子さんの健やかな肌、痒み、綺麗なお肌を取り戻しましょう。もちろん保険が通る治療です。興味のある方はぜひご来院ください。