大腸カメラについて|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科

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大腸カメラについて|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科

大腸カメラについて

皆様は大腸カメラというとおそらく多くの方が症状もないし、血便がでたこともないので大丈夫と思われている方が多いと思います。または検査を一度してみたけれども、検査前の前処置が水分2リットル飲まなくてはならず大変だった、または検査の時の痛みがお産のときより痛くてもう2度としたくないという声も時々拝聴します。

前者について申し上げますと、結論としましてはある程度年齢をいかれた方は男性女性とも検査も考慮したほうが良いと思います。がん検診で行う便潜血反応検査をまずはとっかかりでしても良いかもしれませんが、便潜血陽性または便秘や腹部膨満感、残便感などの症状がある、大腸ポリープや大腸がんの家族歴がある方、40歳以上の方は大腸カメラをした方がお勧めです。水(正確には洗腸剤という薬剤です)を飲むのがつらい方に関しては複数の対処方法があります。一つは数日前よりあっさりした食事、こちらは食物繊維の少ない食事ですが、こちらを数日前から食べる、またはクリニック前の薬局で販売している大腸食を食べていただければ当日苦い2リットルの水を飲まなくても検査は可能です。別の方法として、どうしても2リットルを飲むと嘔吐する、気分不良の方に関しては、内視鏡検査を午前中に行い、胃カメラ検査の最後に洗腸液を1リットル程度注入すれば口から水を飲まなくても下痢になり午後から検査可能となります。

また後者に関しては、内視鏡検査の技術や器具、道具の話となります。まず当クリニックでは内視鏡治療や検査を20年、大きな病院で一線でやってきた消化器内視鏡専門医、指導医が検査を行います。大腸カメラは特にライフワークとしておりましたので、たくさんの検査数(おおよそ3万から4万例程度)をさせていただきましたのでご安心ください。またスコープは富士フイルム社製の最新のスコープを導入しております。やわらかめのスコープなのに追従性がある非常に優れもののスコープです。さらに水を注入しながらの浸水法によって挿入することにより余分な空気が全く入らず、くねくねした大腸がほぼまっすぐのまま挿入可能です。挿入がうまくいっても検査中にたくさん空気が入ると終わった後お腹が痛い、お腹が張るといった症状があることがあります。そこで当クリニックでは、炭酸ガス送気という機器を用いることにより、検査後の張りが非常に少なくなります。

一度検査をして、ポリープやがんが無ければ、次は欧米では10年間、日本でも3年はしなくてもよいという報告や、ほとんどの大腸がんはポリープから発生するので腸をみればご自身が大腸がんができにくですよとお伝えすることもできます。ですので思い切って一度当クリニックで大腸カメラを受けてみませんか?