高齢者向け高用量インフルエンザワクチン(エフルエルダ®)について|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科・皮膚科

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高齢者向け高用量インフルエンザワクチン(エフルエルダ®)について|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科・皮膚科

高齢者向け高用量インフルエンザワクチン(エフルエルダ®)について

高齢者向け高用量インフルエンザワクチン(エフルエルダ®)(サノフィ株式会社)(60歳以上)について
皆様こんにちは。本日はインフルエンザの新たなワクチンについて説明します。昨年は小児の経鼻ワクチン(3価経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(商品名フルミスト)(2歳以上19歳未満)を当院では導入しましたが、本年度は高齢者専用高容量ワクチンを導入します。(もちろん従来通りの安価のワクチンも継続しますのでご安心ください。)
2025年、サノフィ株式会社から新しいインフルエンザワクチン「エフルエルダ」が発売されました。これは、60歳以上の高齢者に向けて開発された“高用量”のインフルエンザワクチンです。
高齢者や基礎疾患を有する患者では、心疾患や肺炎などによる入院や死亡のリスクが上昇し、日本におけるインフルエンザ患者における死亡の多くは65歳以上の高齢者です。
重症化リスクも上記のとおりですが、さらに高齢者は、年齢とともに免疫の働きが弱くなる「免疫老化(めんえきろうか)」が進み、感染率も若い方より高くなります。そのため、従来のインフルエンザワクチンでは十分な効果が得られにくいことが課題とされてきました。
そんな中で登場したのが「エフルエルダ®」です。
従来型より多くのウイルス成分(抗原)を含んでおり、高齢者でもしっかり免疫がつくよう設定されています。
エフルエルダの特徴とこれまでのワクチンとの違い
エフルエルダは、既存のインフルエンザワクチンといくつかの点で異なります。以前のワクチンは皮下注射ですが、エフルエルダは筋肉注射です。また効果に関しての注目すべき事柄は「抗原量」と「対象年齢」です。従来のインフルエンザワクチンでは、1つのウイルス型につき15μg(マイクログラム)の抗原が含まれています。一方で、エフルエルダはその約4倍、60μgもの抗原量を含んでいます。これにより、高齢者でも強い免疫応答(病気を防ぐ力)が得られるようになりました。
アメリカなどでは、すでに10年以上も前から高齢者向けの高用量ワクチンが使用されており、「入院や死亡のリスクを減らす」という研究報告も多くあります。エフルエルダもその流れをくむ製品で、日本でもようやく導入されたことは大きな意義があります。
インフルエンザ様症状の発症を15.9%
インフルエンザに関連する肺炎による入院を13.4%
入院リスクを17.9%
高齢者はインフルエンザにかかると重症化しやすく、肺炎や心不全などを引き起こすことがあります。そのため、予防接種はとても重要な手段です。しかし、通常のワクチンでは加齢によって免疫の反応が弱くなり、結局インフルエンザに罹患して「打っても効かなかった」とおっしゃる方も少なくありませんので、高齢者、既往歴が重篤なものがある方、そして本ワクチンを接種希望の方を適応としたいと思います。
エフルエルダの副反応と接種時の注意点
副作用:標準ワクチンと共通するものですが、接種部位の疼痛が43.8%と高率に認められています。その他倦怠感、頭痛、筋肉痛などが10%以上とやや高率です。
これらは一時的なもので、多くは1〜2日で自然に改善します。
接種方:前述の通り本ワクチンは筋肉注射です。
接種費用:65歳以上の方が利用できる自治体の助成(じょせい:費用の一部負担)については、エフルエルダが適応になるかはまだ決まっていませんがおそらく京都市は補助がでないと推測しています。よって費用は未定ですが、本年度は国の補助が無いため、おそらく5000円から6000円になると予定しております。予約や詳細の値段はクリニックへ直接御連絡いただきますようよろしくお願いします。