健康食品とサプリメントについて|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科

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健康食品とサプリメントについて|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科

健康食品とサプリメントについて

皆様、こんにちは。本日は、トクホについて述べさせていただきます。薬局やコンビニなど現在様々なところで、いろんな健康食品が陳列されております。中には過大広告ではと思う文言やテレビのコマーシャルもありますよね。医療は広告は不可です(美容外科を除く)。さらには過大広告はもっと不可です。また紅麹事件がありました(お忘れになられたかたは当クリニックブログにも以前記載しましたのでご参考にしてください)ので皆様、薬や健康食品には気をつけていることと思います。トクホは、正式名称は特定保健用食品、略してトクホです。食品には、1.一般食品(サプリメントなど)2.保健機能食品と2個にわかれます。そのうち2の保健機能食品の中に、a.特定保健用食品(トクホ)(ピクトグラムの黒い人がバンザイしている絵が貼ってあります。おーいお茶など)、b.栄養機能食品(コンビニで売られている野菜ジュースなど、紅麹のコレステヘルプもここに入ります。) c.機能性表示食品(薬局でおいてあります)と3個あります。それぞれいろいろありますが、簡単にいうとトクホは消費者庁の審査許可がいるため科学的根拠が求められるということ実は1000品目しかありません。一方で機能性表示食品は7000品目もあります。機能性表示食品は、主原料の安全性根拠のみでよいので臨床試験が不要なのでそのようになっているのでしょう。bの栄養機能食品は、表示が厳密なルールがあり国が定めた定型文しか記載できないですが、トクホと機能性表示食品は自由に記載ができます。そこが過大広告になりがちな原因(紅麹のコレステヘルプ)かと思いますが、一方で、販売会社が低コストで販売できる機能性表示食品は、自身で選択し得るほどたくさんの機能や成分が目にはいってくるので使い勝手がいいですよね。今回の事件で機能性表示食品は制限などがかかるという話になっています。

トクホをネットでしらべていると、がゼリヨーグルトなどもありますが、コカ・コーラプラスなどもありました。糖尿病の観点からはこれはだめですよね。やっぱり食事は色々むずかしいですね。コカ・コーラプラスは何に関してヒトに関する研究で有意差がでたのでしょうね。

機能性表示食品は、よく(血糖値をさげる)とうたっていますが、実は成分が少しでも入っていたら記載可能なのです。つまりその食品を飲んで本当に血糖が下がるかはわかりません。

先日は血糖が悪くなってきた方、問診をしているのノンシュガーに変えたから大丈夫といっていましたが、よく後ろの表示をみると糖分少ないですがちゃんと糖分が入っていますよね。。。。

食事や食品、毎日摂取するものですが、やっぱり大変難しいですね。私ももっと勉強して患者様にきかれたらすぐに回答できるくらいの、健康食品マイスターになれるよう努力して参ります。