最近のワクチンの話題(コロナ、インフルエンザ、パピローマ)|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科

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最近のワクチンの話題(コロナ、インフルエンザ、パピローマ)|たきもと内科クリニック|京都市山科の内科・消化器内科・糖尿病内科

最近のワクチンの話題(コロナ、インフルエンザ、パピローマ)

皆様、こんにちは。昨日、医療ドラマのブラックペアンが最終回を迎えてしまいました。私はパート1を見ていなかったですし、医療ドラマは嘘っぽくて好きではないですし心臓外科は未知の分野なので興味がなかったですが、家族が毎週日曜日あまりに一生懸命みているのでイヤイヤ一緒に見ていると、、、、、医療ドラマって面白いですね!ハマりすぎてパート1も一気見し、さらに二宮さんと内野さんの大ファンになり、また天城幸彦lossとなってしまいました。もう一度研修医に戻れたら心臓外科医になってdirect anastomosisできるようになりたいなと思いました。術中AI navigation systemやロボット手術(da Vinci)など今後の医療の話題性も十分あり、医師の本来あるべき姿を語っている面白いドラマでした(治療費を賭けごとで決めているところはもちろん法律違反ですが。。)。パート3がでたらぜひまた見ようと思います。

本日は、コロナワクチン、インフルエンザワクチン、パピローマウイルスワクチンについて当院の今後の予定などをお知らせさせていただきます。パピローマウイルスワクチンは、現在小学校6年から高校1年生まで定期接種、高校2年から27歳まで、接種できなかった不幸の世代なので国がキャッチアップ接種として、来年3月まで無料で接種できます。しかし、3回接種で完了なのですが、それが3月31日までなので、9月30日で終了となります。これをもし実費で3回分接種ならおおよそ10万円実費となりますので急ぎましょう。一方で、パピローマウイルスのワクチン シルガード9の添付文書を読むと、0,1,4ヶ月と3回接種しても良いとの文言があるので、11月末でもギリギリ間に合います(1ヶ月後が年末にあたってしまいますが)。ぜひご考慮ください。

インフルエンザワクチンについて。フルミストという世界では販売されていましたが、日本ではじめての点鼻のワクチンが来週9月26日に入手可能となりました。生ワクチン、フルミスト(2歳から18歳)は6,900円です。12歳以下であれば2回注射が必要を考えると、痛みのこともあるのと持続性もあること、今までの注射ワクチンでは、かかったときの重症化リスクが抑えられるだけなのが、感染防御も可能とのことでおすすめです。鼻炎のような副反応はあるとのことです。大人希望者は、輸入ワクチンになってしまいますのであしからずご承知おきください。(院長、もし余ったら自身で点鼻をやってみますのでまたご報告させていただきます。)

新しいインフルエンザワクチン、フルミスト点鼻液。2歳以上19歳未満が対象です。こちらは必ずお電話で予約をよろしくお願い申し上げます。値段は6,900円です。高額に感じますが、12歳未満は注射で2回接種なので、点鼻なので注射はしませんので痛くないですし、1回で終了です。従来の不活化ワクチンの予防効果が4-5ヶ月なのに対して、この生ワクチンであるフルミストは予防効果が約1年と長く持続します。さらに、鼻腔点鼻なので侵入経路をブロックするため発症予防効果が高く、重症化抑制効果もあります。生きたウイルスで免疫誘導するため、流行株がワクチンと異なっても、感染を軽減する効果も期待できます。

追記:第一三共とアストラゼネカ(英国)は共同で薬品を製造販売していますが、欧米ではこのフルミスト、2003年には医療従事者、本年からは患者様自身での自己投与を承認されました。米国では来年から2歳から49歳までで、オンライン薬局で自身および他者への点鼻薬販売を認めるそうです。ということは同じ商品なので日本でも49歳まで投与可能なのでは、、、と斜に構えた見方をしてしまいますよね。

最後にコロナワクチンです。10月1日から接種可能です。値段は当クリニックHPに記載しておりますのでご参考ください。8月初旬はKP.3というBA2JN1からの派生、昨年流行したEG.5は、XBB1.5の派生。ということはいつも少しワクチン種類は出遅れているので、今度流行するのはまたXBBに戻るのではとも考えますが、国の方針には逆らえませんし製薬会社にお願いするのも不可能でしょうから、国の方針に従いJN1投与となります。もし、今後別のウイルスが流行するので、今接種しているXBB1.5を保存しておいて来月接種希望の方おられましたら、クリニックへ早めのご連絡をよろしくお願いします。あと今話題のレプリコンワクチン コスタイベについてです。新たなワクチンでmRNAワクチンというよりmRNAプラスレプリコンという増殖蛋白も入っている新たな国産ワクチンです。レプリコン つまり増殖するので効果が長持ちするというのがメリットですが、なぜか日本看護師倫理学会から接種しないような声明文がネットででまわっていますし、あるクリニックでは接種した人は周りにコロナを感染させるから院内受診禁止との文書もありました。一方で2週間前には厚生労働省からJN1ワクチンとして認めるとの連絡がありました。どれが正しい情報なのか私もまだ不勉強でわかりません。明後日販売元の明治製薬の学術の方来られて説明していただけるようなのでまた理解したらブログに記載させていただきます。

9月というのに熱帯夜50日連続、最近のキーワードは残暑ならぬ残酷暑とか、夏バテならぬ秋バテと新聞にもありました。皆様あと数週間の辛抱ですのでお体にはご自愛専一になさってください。